【ヨーロッパ】ビザなしで滞在しよう

ビザ

こんにちは!のこです。

私は現在オーストリアに住んでいます。
ヨーロッパでの生活は現実離れしているイメージがありますが、少しの知識とステップでだれでも可能です。

今回は、ビザなしで行くヨーロッパ渡航についてわかりやすく紹介します。
ぜひご覧ください!

外国への入国にはビザ必須

そもそも、外国(日本以外)へ行くにはビザが必要です。
ビザとは簡単にいうと「入国許可証」のことで、日本では「査証(さしょう)」と表記されることもあります。
基本的に、海外へ行くにはその国専用のビザが必要です。

  • 危険人物の入国を防ぐ目的
  • 自立して生活できる人物か確認するため
ヨーロッパ独自の「シェンゲンビザ」

しかし、ヨーロッパでは国別のビザを取得する必要はありません。
各国共通でつかえる「シェンゲンビザというものを1つ取得すれば、複数の国を行き来できます。

複数のヨーロッパの国を行き来する際は、1国目でのみ入国審査をし、最後に滞在した国でのみ出国審査が行われます。

なぜヨーロッパではそんな便利なビザが使えるの?

ヨーロッパが国専用ビザを必要としないのは、シェンゲン協定という約束事を結んでいるからです。
これは、国境検査なしで国境をこえることを許可する協定で、つながりが強いヨーロッパならではの取り組みなのです。

そのシェンゲン協定に参加している国をシェンゲン加盟国と呼んでいます。
すべてのヨーロッパの国が加盟しているわけではありませんので、以下の加盟国一覧をよくご確認ください。

【シェンゲン加盟国一覧】
アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、
スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、
ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、
マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン、クロアチア
(2023年時点で全27か国)

なんと、日本国籍者はシェンゲンビザが不要

ヨーロッパ独自の便利なビザについてわかったところで、さらに驚くべき朗報です。
日本国籍者は、シェンゲン加盟国のどこに行く場合でもシェンゲンビザがいりません。

日本という国・日本人という人種が、安全で信頼できると世界に認められているからこそですね。

国内旅行と同じように、自分の荷物さえ用意すれば入国することが可能です。

それならシェンゲンビザとか読まなくてよかったじゃん

と思われるかもしれませんが、シェンゲン協定やシェンゲンビザといった知識は、海外生活をするうえで必要な知識です。ぜひ覚えていてください!

シェンゲンビザなし渡航の条件

日本国籍者がシェンゲンビザなしでヨーロッパへ渡航するには、4つのルールをおさえておく必要があります。
1つでも抜けてしまうとビザなしでの入国ができませんので、よく確認しましょう。

ルール①渡航の目的

渡航の目的が以下のいずれかでなければなりません。

・観光旅行
・親族や知人への訪問
・出張、商談、会議への出席
・現地での撮影や取材
・スポーツイベント等の参加や文化交流
・専門的な治療や療養
・短期間の研修や訓練

現地での就労や報酬を伴わない渡航であることが前提となります。
もちろん、犯罪行為等をしない健全な目的である必要もあります。

ルール②パスポートの残存期限

自分が持っているパスポートが以下のどちらも満たしていなければなりません。

・過去10年以内に発行されていること
・シェンゲン協定加盟国の出国予定日より3か月以上有効であること

ルール③往復便を購入する

入国の時点で、必ず往復便を購入しておきましょう。
片道分だけだといつ帰国するかの証明ができず、不法滞在を疑われて入国できない可能性があるためです。

ルール④滞在日数の制限

シェンゲン加盟国へビザなしで渡航するさいは、

あらゆる180日間における最長90日

という滞在日数のルールがあります。
これは、「180日以内で、シェンゲンビザなしでの滞在が90日を超えてはならない」というものです。

もっとわかりやすく言うと、180日のあいだで、90日までしかヨーロッパにはいられないということです。


1月1日からの180日間を例に、具体的な話を挙げてみますね。

日本国籍のAさんは、1月1日から20日間、人生初のヨーロッパ旅行に行きました。
(20日というのは移動の日数も含みますので、実質の旅行は20日未満になりますね)
もちろんシェンゲンビザは取得しませんでした。
この場合Aさんは、1月1日から数えて180日後の6月28日までは、「90日-20日」間、つまりあと70日間しかヨーロッパへ行けません。

Aさんがふたたび、最大90日間ヨーロッパに行けるようになるのは6月29日からです。

また別の例を挙げてみます。

日本国籍のBさんは、Aさんとともに1月1日から20日間、人生初のヨーロッパ旅行に行きました。
そのご今度は一人で、2月1日から30日間、ヨーロッパ旅行に行きました。
もちろんどちらもシェンゲンビザは取得しませんでした。

この場合Bさんは、最初に旅行した1月1日から数えて180日後の6月28日までのあいだは、「90日-(20+30)日」間、つまりあと40日間しかヨーロッパへは行けません。
さらに、二度目の旅行をした2月1日から数えて180日後の7月29日までは、最初の旅行分は無効となるので、「90日-30日」間、つまり滞在可能日数は60日となります。

Bさんがふたたび、最大90日間ヨーロッパに行けるようになるのは7月30日からです。

これが、あらゆる180日以内で、ビザなしでの滞在が90日を超えてはならないという制約です。

滞在日数の計算でまちがいやすいこと
  • すべてのシェンゲン加盟国で合計90日
    シェンゲン加盟国一国につき90日滞在できる、のではなく、シェンゲン加盟国すべてで90日滞在できる、というルールです。
    もちろん一国で90日丸々つかうことも可能です。
  • 過去180日以内に渡航をしたことがあるかた
    過去180日以内にシェンゲン加盟国へ渡航をしたことがあるかたは、
    「90日-以前渡航した日数分」が、次にシェンゲン加盟国へできる日数です。
  • 乗り継ぎも日数に含む
    過去の渡航において、乗り継ぎでシェンゲン加盟国を一時的に利用した場合も
    その日数が「90日」のなかに加算されます。

90日を満了したら?

過去180日(半年)のあいだで90日間の滞在を満了してしまったら、次に再渡航できるのは「満了してから90日後」と決められています。
このルールがなければ、一時帰国さえすれば永久的に滞在できることになってしまうからです。

定められた日数より前にふたたび渡航しようとすれば、空港での入国審査で拒否されるはずです。

渡航日数の計算はツールを使う

滞在日数が90日を超えていると、故意でなくとも事情聴取、罰金、今後一切の入国拒否などの処置をとられることがあります。

滞在日数の計算は大使館などにメールしても手伝ってもらえません。
専用ツールを使って確実に計算しましょう。
計算の際は、飛行機の欠航やあらゆるトラブルの可能性をふまえ、実際の滞在に2~3日ぶん余裕をもたせておきましょう。

まとめ

以上がヨーロッパへのビザなし渡航についてでした。
日本国籍者はほかの国のかたより規約が少ないとはいえ、しっかり守るべきところはおさえておく必要がありますね。
楽しい滞在にするために、情報をよく確認してから渡航しましょう。
それではまた!


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