久石譲さんのウィーンデビューを観て

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こんにちは、のこです。
ここでは思い出や日々のきもちをつづっています。

今回は、2023年3月にウィーン学友協会でひらかれた、久石譲さんのコンサートについて。

今から半年以上も前なのですが、昨日のことのように鮮明に覚えているほど、素晴らしいコンサートに立ち会うことができました。

夢のチケットは運がよかったとしか言えない

私がこのコンサートの存在に気付いたころには、すでに席がほとんど埋まっており、
申し込んでいる間に売り切れないことを祈りながら、2階席右側の席を手に入れました。

価格は80€。
ふつうの演奏会ならば高いほうだと思いますが、こればかりは購入をためらいませんでした。

「あの」ウィーン楽友協会で、
「あの」ウィーンシンフォニカのもと、
「あの」久石譲が音楽を奏でにくる!

これを”夢のようだ”と思わずにはいられません。

もちろんチケットは完売。
当日、楽友協会前に掲示されているポスターにも「AUSVERKAUFT」(完売)の文字がありました。

にもかかわらず、開園時間ギリギリまで当日券を求める長蛇の列が!
しかし実際は、さまざまな理由で聴きに来られなかったけれども演奏を求めていた人がもっといたことでしょう。

たまたまオーストリアにいて、たまたまチケットが取れた私は、運が良かったとしか言えません。

まるで神様。ウィーンが湧いた登場シーン

当日の席からの見晴らしは、写真のような感じでした。

開演時間になり、演奏者も出そろったころ、久石譲さんが登壇されました。

その瞬間の割れるような拍手と歓声といったら。
比べたくなくてもそうしてしまうのですが、登場しただけでここまで歓迎される指揮者(作曲者でもあり奏者でもありますが)は、少なくとも私は見たことがありません。

開演してからは写真・ビデオ撮影は禁止でしたので、どのくらい凄かったのかをお伝えできないのが悲しいくらいです。
とにかく、「同じ日本人としての誇り」を勝手に感じてしまうほどの大歓声でした。

『わたしあの人と同じ日本人なんです!』と周りの人に言いたくなるくらいでした(笑)。

久石譲の世界に呑まれて。最高の時間の始まり。

前半は久石さん作曲の交響曲第2番。
途中で奏される「あんたがたどこさ」のフレーズは、日本人にしか分からないポイント。

軽い”優越感”におちいりながら聴いていました(笑)。
自分、ちっぽけだなぁ!

音楽を前にすれば人はみな同じ。

写真は休憩中に撮った一枚。
控える「もののけ姫」に備えて、太鼓が置いてありますね!

そしてなにより、中央に鎮座するピアノ。

あきらかにそわそわしている場内。そこには人種も国も性別も年齢の壁もありませんでした。
まぎれもなく全員が、久石譲の真骨頂を楽しみにしていました。

そして迎えた後半。

まずは少人数編成のオケ+久石さんのピアノによる演奏。
「Summer」、「HANA-BI」などの名曲のオンパレードでした。

人によって人生の一曲はちがうもの。
Summerで涙する人、HANA-BIで友人と顔を見合わせ微笑み合う人、キッズリターンで口がふさがらなくなるほど感激している人。

そういったことも楽しめるのが現場の醍醐味。

人が人を「魅了する」瞬間、そして人に自分が「魅了される」瞬間にたくさん出会いました。

魂が震えるとはこのことか。胸いっぱいの演奏。

後半の前半が終了し、ここでピアノアンコールが。
一度は退場された久石さんがふたたび登場し、ピアノの前へ。
このときが一番静まり返っていた気がします。

みなの心中はきっと同じだったでしょう。
「あぁ、なんの曲を弾いてくれるのだろうか?」。

一音目の和音がアルペジオで奏された瞬間の、会場全体から聴こえた息をのむ「音」。

「ハアっ・・・!」という声が会場を包みました。

もれなく私もその音の構成員でした。
まるで波の音、いや、風に吹かれて森がざわめく音のような大きさでした。

奏されたのは、「あの夏へ」。
千と千尋の神隠しの、名曲中の名曲です。

冒頭の一瞬以降は、もうみんな歓声や音を出さないことで必死です。
生きている間に、久石さんの生演奏で、この曲が聴けるとは。
まちがいなく至高。この数分間だけはたとえようもありません。

身体の隅々に音を染みこませていくように聴きました。
早く感情を爆発させたい、でも一生この音楽が続いていてほしい、そんな矛盾をかかえながら、

もののけの世界へいざなわれて。

ステージの床が開き、ピアノが地下へと消えていきました。

いよいよ「もののけ姫」です。

ジブリの中でも特に”日本感”のあるもののけ姫ですが、それは人気には関係ないことを知らされました。
演奏が始まる前からみんな笑顔なのです(笑)。
「待ちきれない!」という様子でした。

演奏はさすがウィーンシンフォニカ。
音楽だけでなく、奏者から繰り出される音そのものも最高級レベル。

演奏後は当然スタンディングオベーションでした。
拍手がいくら経っても鳴りやみません。

正直、どんな演奏会でも、数人はアンコールを待たずに帰宅する人がいます。

しかしこの日は、私から見える限りだれも席を離れませんでした。
やはり人を惹きつけて離さない魅力が、久石さんの世界にはありますね。

おなかいっぱいだけどまだ食べたい!アンコール

聴衆の熱い熱い期待に応え、アンコールが始まりました。
一曲に選ばれたのはトトロです。

意外にも歌うように静かに始まる冒頭は、一瞬にして子ども時代を思い出させてくれる切なさを帯びています。
聴衆はみな、自分の故郷を思い出しながら聴いていたことでしょう。

もののけ姫までを聴いて、身も心も満たされつくし、おなかいっぱいなはずなのに、もっと聴かせてと願ってしまう。
久石さんの音楽にはそんな力があります。

個人的にはこのトトロがとても印象的で、何度も涙をこらえながら聴いていました。

最後は、久石さんが退場されてもずっと拍手が鳴りつづけていました。
今日という日を体験できたことの感謝の拍手でした。
気もちを伝える手段が拍手しかないことが、悔やまれるほどでした。

演奏会後。心の温かさと外の冷たさを交互に感じながら。

感想を話そうにも、どんな言葉で表せばよいかわからぬまま帰路につきました。
季節は真冬。外に出ると一気に厳しい寒さにさらされます。
でも、心はとてもぽかぽかです。

あたりを見ると、あれ?
演者が出入りする裏口に人だかりが。

まさか・・・

予感は大当たり。サインや写真撮影を求めるファンたちの出待ちでした。

公式的にはそういった催しが行われるとはなにも言われていませんので、もちろん久石さんはいらっしゃいません。
それでも、20人ほどのファンが集まっていました。

わたしもあわよくばと少し待ってみましたが、諦めて近くのマクドナルドへ(笑)。
さきほどまでの非現実感とのギャップを感じながらハンバーガーを食べ終え、さあ帰ろうかともう一度裏口をとおったところ…

まだ出待ちの方々が!!!

驚きとともに、「わかるよ…!わかるよ…!」といった納得が。

そんなみなさんの姿に触発され、このさい私も待つことにしました。
(再度言いますが、サイン会があるとは決まっていません)

それから1時間ほど経ったころでしょうか。

関係者のかたが根負けしたようなどや顔のような表情をうかべながら、机といすを持って現れました。
その時の興奮たるや。
急遽サイン会が開催されることに歓喜でした。

しばらくして久石さんが出てこられました。
お疲れのはずなのに笑顔で来てくださり、大興奮の私たちと話をしてくださいます。

少し(いや、かなり…)申し訳なさを感じながら、私は列の最後尾に並びました。
サインか写真撮影かどちらか選ぶことができたので、わたしは写真を撮っていただきました。
まさか同じ写真におさまることができるなんて・・・。

正真正銘、家宝です。
ありがとうございました。

こんなに運を使っていいのか? 後日のミラクルその①

久石さんのウィーンデビューのニュースは、オーストリアの大手テレビ会社 ORFによって大々的に放送されました。

演奏会当日もインタビューのカメラが入っており、放送されることを私も知っていたので、すぐニュースを確認しました。

すると、まさかのまさか(笑)。
そのニュースに私が写っているではありませんか!!

実は当日、荷物などを預けるエントランスに、ORFが用意したもののけ姫の撮影コーナーがあったんです。


私もノリノリでプロのカメラマンのかたに撮影してもらいました。
写真右側にいるのがORFのカメラマンさん。

テレビには、サンのお面をもって満面の笑顔で撮影しているわたしの様子がばっちり流れていました。
(もっと身だしなみに注意して行けばよかった…!)

後日のミラクルその②

ORFが取り上げた久石さんのニュースは、テレビだけでなくオンライン記事にもなりました。

そちらも読んでいたところ、またまたなんと・・・
オンライン記事の挿画にも、私の写真が使われている!!

しかもオンライン記事の挿画は、久石さんご本人と、演奏会の様子と、満面の笑顔の私の3枚のみ。

これにはさすがに笑いました!
(以下その写真です。ニカっと笑ってる私とパートナー(笑)。)

後日のミラクルその③

演奏会から数日後、今回演奏をともにしたウィーンシンフォニカのInstagramよりこんな呼びかけが。

『久石譲のサイン入りポスターを抽選であげるよ!ほしい人はコメント欄に好きな曲を書いてね!』

かなりダメ元でしたがわたしもコメントしました。

するとなんと、、、

当たったんです…。

世界に5枚しかないプレミアです!!
これにはさすがに、運を使いすぎているとおそろしくなりました。

やはり運を使い切っていた。まさかの事態に。

ウィーンシンフォニカからDMで当選の連絡があり、住所や名前を教えてウッキウキでポスターを待っていた私。

・・・待てども待てども届きません。

1か月が経ったころ、しびれを切らしてウィーンシンフォニカにメッセージを送ってみると、
「もう届いてるはずなんだけどなあ」とお返事が。

しかしその後も届くことはなく、、、
なんと、配送の途中でロストされてしまったのです!
(海外で郵便物が届かないことは珍しくありません)

郵便局に問い合わせようにも、ウィーンシンフォニカの方は問い合わせ番号をすでに捨ててしまったようで、成すすべなし…。
もうあきらめるしかありませんでした。

このときは、悲しみももちろんでしたが、「やっぱりいいこととわるいことの帳尻は合うようになってるんだなぁ」なんて妙に納得してしまいました。
(あまりにショックで逆に冷静だったのかも?)

何もかもいい思い出。ウィーンシンフォニカの優しさに触れて。

割り切って考えることにしたものの、ふとした瞬間にサイン入りポスターのことを思い出して落ち込む日々を過ごしていると、ウィーンシンフォニカからまたもメッセージが。

『あなたのために、特別なサプライズを用意しました!』

なんと特別に、わたしだけにまた贈り物をしてくれたというのです。

そして届いたものは大きくて長い荷物。

今回の演奏会の通常ポスター(赤一色のもの)ではなく、もののけ姫のイラストが全面にあしらわれた、世に出ていないポスターでした!
これはもちろん非売品です。

このできごとで何よりうれしかったのは、
ポスターよりもウィーンシンフォニカの方々のご厚意。
サイン入りポスターがロストした時も同じ気持ちになって悲しんでくれ、
サプライズのポスターを贈ってくれた時は問い合わせ番号もしっかり保管してくれていました。

本当に、本当にうれしかった!
ポスターは大切に日本へ持って帰りました(もちろん配達ではなく、自力で!)

これにて終了!2024年も久石譲を追い求める。

ふう、ここまで一気に書いてきました。
読みづらい点、個人の感想が多い点はご容赦ください。

きたる2024年4月には、フランス パリでジブリコンサートが開催されますね。
先行発売ができるように事前登録し、しっかりゲットしました!

こちらも存分に楽しんできたいと思います。
ではでは。読んでくださりありがとうございました。

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