【在住者が書く】オーストリアは海外移住におすすめ?移住方法もご紹介

リンツでの暮らし
この記事はこんな人にオススメ
  • 海外移住を考えている
  • 海外生活に興味がある
  • ヨーロッパに住んでみたい
この記事でわかること
  • オーストリアへ移住するメリット、デメリット
  • 移住の方法、流れ

海外移住先にオーストリアはおすすめ?

結論、私は海外初心者ですが大すきになりました。

どうして私が、オーストリアはいい国だと思うのか。
その理由は8つありますので、1つずつくわしく書いていきますね。

おすすめポイント8つ

  • ビザなしで180日も滞在できる
  • 永世中立国
  • 治安がいい
  • 物価
  • 日本人と似ている
  • 動物、環境に優しい
  • 歴史が深い
  • 英語が使える
➊ ビザなしで180日も滞在できる

本来海外へ行くには、ビザと呼ばれる入国許可証が必要です。
しかし、オーストリアは180日までであれば、ビザなしで滞在できます。

🔺 国内旅行のように、航空券と荷物だけで現地に行き、滞在できるということです!

これがどれだけすごいことかというと・・・

滞在期間ここがすごい!
  • 180日も滞在できるのは日本人のための特例!
  • オーストリア以外のヨーロッパの国には90日しか滞在できない

日本とオーストリアは二国間協定を結んでいるほど仲がいいので、180日間もビザなしで滞在できるのは特例です。日本人以外の人はオーストリアに90日間しか滞在できません。

ただ、日本人としての特例があるのはオーストリアのみなので、他のヨーロッパ諸国に滞在したい場合は私たちも90日しか滞在できません。

どんなに考え抜き、決断をしたとしても、海外移住の不安は簡単には拭えないと思います。
ですからお試しとしてビザなしで滞在してみるのはアリだと思いますが、90日間(3か月)で現地での暮らしを理解し、自分に合うかどうかを見極めるのは簡単なことではありません。


でも、オーストリアだったら180日(半年)も移住お試し期間があるので、日本人としてはぜひこの特権を利用してみてはいかがでしょうか?(^^)

❷ 永世中立国
永世中立国とは

他国の戦争に介入せず、自分からも戦争をはじめない国のこと。
かつ、その宣言を世界的に認められている国のこと。
永世中立国は全世界で3か国しか認められていない。

オーストリアは永世中立国なので、いかなる戦争にも「参加できない」国です。
※「参加しない」ではありません。

日本は平和主義をかかげていますが、戦争に参加する権利は持っています。
もしアメリカなどが戦争を始めた場合、手助けをしたりすることもできます。

永世中立国というのは、自国にとっても他国にとっても安全な国であり、ひいては自分にとっても安心して幸せな生活を送れる国といえます。

戦争がふたたび激化している昨今、安全な国に住むことは非常に大切なことだと思います。

❸ 生活水準
安心ポイント
  • 教育レベル
  • 生活水準
  • 敬虔なカトリックが多い

教育は、ドイツにならったギムナジウム制度やオーストリア独自のデュアルシステム制度を実施しています。

ギムナジウム制度・・・10歳で小学校を卒業したあと、計8年間通う大学進学のための学校(中高一貫進学校のようなもの)。
デュアルシステム制度・・・学校教育と職業訓練が連携しているもの。社会の要求に見合った教育を実践しています。

また、国民は国立大は全額無償・第三国からの留学生の学費もかなり安いなど、国のサポートも充実しています。

私のパートナーも留学生として音大に通っていますが、学費は半年で700€ほどです。
教育サポートの充実さを実感します!

さらにオーストリアは、ウィーンを中心に工業や金融業で発展し、経済的に豊かな国の一つといえます。
最新の経済成長率も右上がりです。

宗教はというと、カトリックが7割を占めています。
カトリックの特徴としてあげられるのが敬虔けいけんさ」
神仏をはじめとしていろいろなことを深く敬い、つつしんだ態度で接する人が多く、現地にいるとオーストリア人の優しい人柄を感じる場面が本当に多くあります。

オーストリアについてもっと知りたい方は以下(公式サイト)をご覧ください。
経済教育生計費住みやすさ各都市の魅力

【2024年1月追記】
最近はイスラエルとハマスの戦争のことで、ウィーンを中心にデモが発生しています。
それにともない、テロの危険度も少し上がっているようです。テロを計画していた犯罪集団を捕まえたり、テロの警戒度が上げられたときには、市民にメールが届きます。

❹ 日本人と似ている

先ほども挙げたように、オーストリアの人々はつつしみ深い人が多いです。
協調性を大事にし、公共の場では静かに過ごすことを好む日本人と似ているなと感じます。

また、「優しさ」という点でも近いものを感じます。
たとえば日本では、落とし物をしても盗む人が少なく、交番に届いているからすごい!などと海外から言われたりしますよね。
日本人としては「全員がそうなわけじゃないよ?」と言い返したくなったりもしますが、それでもやはり、世界的に見て日本は優しい国民性だと思います。

オーストリアでもそれは感じます。

しかも日本と比べると「積極的な優しさ」を感じます。
困っていると、助けを求める前に助けてくれる人が本当に多いです。

❺ 動物、環境に優しい

オーストリアは音楽の都と言われていますが、実は「動物福祉先進国」「環境先進国」の名でも知られています。

動物飼育に対しての責任感、そして愛情深さは、正直日本よりもかなり高いと思います。
「動物のしつけはドイツ人にさせろ」ということわざがありますが、それはオーストリア人にもあてはまるなあと思うほどです。

犬や猫を飼っている人はとても多いのですが、リードなしで散歩したり、交通機関やショッピングモール内に犬がいるなんてのは普通の光景です。

しっかりとしつけがされているので、飼い主の傍から離れないし、公共の場でテンションが上がってはしゃいじゃう!なんて犬は見たことがありません。(マジです)
さらには、「かわいい!さわりたい!」と思っても、犬のほうが私たち(飼い主以外)に全く興味を示さないのです。
しっぽをふって近寄ってきてくれる、なんてことはまずありません。

しつけがいいというレベルではなく、訓練されきっている、というイメージですね。

環境配慮に関しても世界トップレベルです。

環境にいいものは、人のからだにも優しいもの
農薬や化学肥料を使わない、BIO(ビオ)商品が非常に好まれています。
もちろん食品だけでなく、洗剤やスキンケア商品も同様です。

製品だけでなく、容器自体も化学薬品などを使っていないものが推奨されています。

日本で「オーガニック商品」というと希少でお高めな印象ですが、現地ではたくさんの人に好まれているので品数やブランドもかなり多く、値段もふつうです。

❻ 英語が使える

オーストリアはドイツ語圏ですが、英語でも生活できます
ほとんどの国民が英語も話せるからです。

先ほどご紹介した「教育レベルの高さ」と関連している部分があると思います!

日本人は見た目で「海外から来た」と分かるので、英語で話しかけてくれることが多く助かっています。

フランス人は、英語も話せるのにフランス語でしか喋ってくれない、で有名ですよね(笑)。
イタリアなどはそもそも英語を話せない人が多いので、『英語が使える国』というだけでかなりありがたいです!

❼ 歴史が深い

言うまでもなく、オーストリアは歴史が深い国です。(詳細はこちら
国の大きさは北海道と変わらないくらい、人口は港区民と同じくらいの規模ですが、世界遺産レベルの建造物、場所であふれています。

音楽の都ウィーンをはじめ、モーツァルトがうまれたザルツブルク、ケプラーやブルックナーがいたリンツ、街自体が世界遺産のハルシュタットなどなど、各都市のどこかに必ず世界遺産がある!というレベルです。

せっかく異国に行くのであれば観光もしたいですよね。
音楽、芸術、食事、風景、どれも一級品のオーストリアは最適ですね♪

❽ 物価

物価は、もっとも生活水準の高いウィーンで日本の都市部ほぼ変わりません
(2023年現在は円安と物価高の影響で高くついていますが、ユーロで稼げるのであれば心配ないです)

私は日本にいたころは群馬に住んでおり、現在はリンツという街にいますが、出費はそう変わっていません。
ただ私のふるさと長崎県と比べるとやや高いです。(九州は物価も賃金も安いので…)

日本食のお店などはさすがに高めですが(ラーメン一杯1,500円くらい)、
現地のスーパーで食材で買い、自炊をするのであれば、物価はあまり心配しなくてよいかなと思います。

日本人はどれくらい海外に住んでる?

移住、ちょっとだけ前向きになってきたなあ…でもまだ気が引けるな…

では、現在どれくらいの日本人が海外に住んでいるのか見てみましょう!

海外滞在者は130万人超(うち永住者は過去最高長期滞在者は75万人

外務省HPより

令和4年度の調査では、日本人の海外永住は過去最高の55.7万人に到達しました。
また永住権はないものの、海外に長期滞在をしている日本人は75万人です。

合計130万人超の日本人が海外にいる、という事実は、長崎県民が『全員』海外に移住しているのと同じ数です。

少しずつ、海外移住へのビジョンが明るくなってきましたか?^^

オーストリアの生活でちょっと困ること

さて、ここまででオーストリアのよいところをご紹介してきました。

とはいえ良いところばかりお伝えするのも良くないので、
わたしがオーストリアで生活していてちょっと困るなというところもご紹介します。

➊ 日本と比べると便利さはない

デメリットといえるレベルかどうかは人によりますが、慣れ親しんだ日本とは異なる文化について知っておきましょう。

たとえば、

  • 日曜・祭日はほとんどのお店が休み
  • 公共トイレは有料
  • コンビニがない(らしきものはあります)

などです。
日本と同等のサービスレベルを求めるのはあきらめましょう。

ただ、便利さだけが豊かさの指標とは言えません。
そのほかの異文化についてはこちらのサイトにまとめられており、大変参考になります!

❷ たばこ文化

❷以降が、個人的には困っていることたちです。それでは見ていきましょう。

オーストリを含む多くの外国はたばこ社会。
分煙が広まっていないので、歩きタバコはもちろんのこと、ポイ捨ても横行しています。

タバコが苦手なかた、禁煙家のかたにとっては慣れない環境です。
ただこれは海外ではよくあるデメリットなので、どこに海外移住する場合でも承知しておくことの一つだと思います。

私はHSP気質でにおいに敏感なので、海外生活の中でこれが一番きつい!

❸ ドイツ語

オーストリアの人々は英語を話せる人がほとんどですが、看板やテレビ、オーストリア人同士の会話はもちろんドイツ語です。

いくら英語が使える国とはいえ、困るときは困ります。(笑)

ただ、わたしはドイツ語試験のA2レベルしか取得していませんが、毎日楽しく暮らしています。
というのも理由は2つあります。

  • 現地のかたとたくさん話す機会は意外とない(ドイツ語を使う機会がない)
  • スマホで翻訳できる

私が安心して暮らせる一番の理由は2つめです!
スマホさえあれば、カメラをかざして翻訳したり、音声を録音して翻訳したり、文字を打ち込んで翻訳したりと、ほとんどの場面で力になってくれます。

仕事をしたいのならば話は変わりますが、私はドイツ語が話せなくてもなんとかなっています。
もしくは、これを機にドイツ語を学んでみるというのもよいと思います^^

❹ 時差

オーストリアは、日本と7~8時間の時差があります。
※日本のほうが進んでいます。

日本にいる家族や友人との関わりかたに影響が出てしまうので、頻繁に連絡を取りたいかたにとってはデメリットといえるでしょう。

❺ たまにイヤな目に遭う

オーストリアは日本と比べると、いろいろな国籍・宗教・人種の人が本当にたくさんいます。
このことが必ずしも悪いほうに作用するとは考えていませんが、差別に関する意識・考え方もさまざまであり、マイノリテのアジア人は差別の的になることも事実です。

(さきほど「メリット枠」の❸や❹で『人の人格、優しさ』を挙げましたが、そこに含まれない人もいるということです)

語幣を恐れずに書きすすめますが、

2年間オーストリアに住んでいて、私が経験した差別は、明らかにルーツの異なる地からオーストリアにやってきたと思われる人によるものがほとんどでした。
英語でもドイツ語でもない言語を話し、顔立ちも西欧的でない人です。
何度でも言いますが、あくまで私が経験した差別の話をしていますので、特定の民族や集団を非難する意図はありません

差別をしてくるのは、群れで行動している若い男性に多く(これまた個人の体験に基づいています)、
絶対的な『勝ち』を確信したうえで加害するのです。

具体的にどんな差別的行動をされるかというと、

  • スーパーで買い物をしている私を見つけると近寄り、中国語を真似た言葉を話しながらずっとあとをついてくる(ヒャヒャヒャと笑っており言葉になっていない言葉なので、会話したいわけではない)
  • 道路沿いの歩道を歩いていると、わざわざ車のスピードをゆるめて狙いを定め、窓をあけて大声で叫び、こちらがビクッとしたり「うわっ!」と驚いたりすると大笑いして逃げていく
  • タバコのけむりをわざと私の顔面に吹きかけ、逃げて遠くからこちらを見て笑っている


などです。

だれが読んでも明らかに嫌がらせだねと分かる事例しか書いていませんが、
ほかにも様々な方法で「今のってわざと攻撃してきたよね?」と感じる行為をされたことがあります。

差別というか、ふつうに加害です(汗)
女性の私からすると身の危険を感じることもあり、もし差別がエスカレートしても”絶対に”自分の力で防御できないからです。

この国で生活していて、悔しさで眠れぬ夜を何度か過ごしたことも事実です。

【2/15追記】
これを読んで「移民への差別ではないでしょうか?(中略)移民というのは迫害されながらも生きたいと願う人の集まりなので、私たちが助けるべき存在です」と言ってきたかたへ。
あなたに言うことはなにもありませんのでそっと記事を閉じてください。
以上です。

オーストリアに移住する方法

オーストリアのいいところも困るところもご覧になったうえで、オーストリア移住を前向きに考えたいかたのために、移住方法を簡単にまとめます。

ビザありで渡航したいかた

ビザを申請して滞在したいかたは、以下4つのいずれかのビザを選択し、申請します。

ビザ渡航目的期間
短期滞在ビザ①就労6か月以内
長期滞在ビザ②留学、就労、現地家族との同居6か月以上
ワーキングホリデービザ③ワーキングホリデー1年
RWRビザ④就労、長期滞在更新可能

➊ 短期滞在ビザ
・オーストリアの企業で就労する方
・インターン生/研究生
・客員研究員
・科学者

❷ 長期滞在ビザ
・現地の大学に入学する予定の方
・現地の企業の内定が決まっている方
・現地にオーストリア国籍の家族がいる方

 ワーキングホリデービザ
18歳~30歳までが対象で、1人1回のみ申請が可能
現地の文化や生活を知り、国際的な理解を深める目的のビザ
くわしくは以下記事へ

❹ RWRビザ
・ほかの国にはなく、オーストリア独自のビザ
・➊❷❸の対象外の人が取得できるものあり
くわしくは以下記事へ

ビザなしで渡航したいかた

いきなりの海外生活に不安があるかたは、ビザなしで180日間滞在できます。
ビザなし渡航については以下記事へ!

さいごに

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